Short poem

001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020
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041 042 043 044 045 046 047 048 049 050



























































001 Blacker Than Blue
ココは黒いね、
闇色の黒。
キミは蒼いね、
天空の蒼。
だけど、
蒼すぎて、蒼すぎて、
ココじゃあ
君のことが見えないよ・・・













































002 I Love You
『I Love You』
そう何度も言われるよりも
甘い口付けを堕として欲しい。
熱い吐息を耳元に、
優しく抱き締めてくれるだけでも良い。
嗚呼でも、
もう無理だったね。
貴方の生命(すべて)私が奪って仕舞ったから。













































003 夜、鴉
真っ黒で真っ暗な鴉色の夜
その空(なか)を
夜色の鴉がはらりと舞った。
嗚呼、でも、きっと
私の目が可笑しいのだろう
夜色の鴉、鴉色の夜
こんなに混ざり合う二つ
見分けられるはず無いから













































004 まだ知らない
小さな君
幼い君
まだ恋なんて醜いもの知らない
大人になって汚くなるのではなく
恋を知って黒く染まるのだろう
人間(ひと)は
駆け引きと、憎しみ合い、殺し合い。
何時までも厭く事は無いのか・・・
でも、
小さな君
幼い君
まだ知らない
何も、何も。













































005 美しいこと(赤)
夕焼けのなんと赤いこと
紅葉の何と赤いこと
林檎の何と赤いこと
まこと、赤の美しいこと
あれもこれも全て赤く
空も大地も水も風も
いっそのこと一色で染めてしまいましょうか
きっと毎日が赤く、情熱的な
アノ血の色を欲する日々。
嗚呼、嗚呼、
林檎の何と赤いこと
紅葉の何と赤いこと
夕焼けのなんと赤いこと
赤のなんと・・・美しいこと。













































006 恵まれた故の
叶わないネガイナンテ無いと思ってたんだ
全てに恵まれて生まれてきた
全てに恵まれて育ってきた
欲しい物は貰った
叱られた事すら無かった
でもね、叶わない願い見つけてしまったんだ・・・
何でも出来ると思ってたのに
まるで羽根を引きちぎられた気分
君の所にも行けないなんてね
君の顔すら見られないなんてね
君の声すら聞けないなんてね
せめえもっと低い所に生まれてくるんだったよ
君の手に僕の手が届くように・・・













































007 一日
月よ
満つる月
欠ける月
いつも見守っているのか
いつも監視しているのか
どちらでも構うまい。
だけど
一日だけ、
新月の日だけはどうか一人に・・・
いつも見守られている分その日ぐらい頑張るから
いつも監視されている分其の日ぐらい自由だから
どうか一日私を自由に
きっと一人で歩んでみせる













































008 己
今、何を失っているのか
今、何が必要なのか
今、何を捨てるべきか
問うのは己、
返すも己、
今、何処にいるか
今、何者なのか
今、生存(いき)ているか
それをも問おう。
しかし・・・
返す己を無くした私は
如何返せばいいのか
それを問うても
己なき私には
答えるすべは無い
応えるすべも無い













































009 籠
闇色のマントに覆われた籠
中にそっと小鳥を入れた
小鳥の色は靄の色
霞がかった明けの色

闇色のマントは消え
気がつけば靄色の小鳥も消え
残ったのは唯一
何色にも染まっていない
籠だけだった













































010 雪 (副題:雪とともに)
白く、何処までも白く
辺りの景色を白銀にかえるぐらいなら
私を埋め尽くしてください

白く白く
その穢れ無き色に染まれば
今までの何もかも
『生』さえも洗い流してくれそうだから

淡く淡く
薄っすらと溶けながら
私ごと流れて
そして私が・・・

私がこの何れ生まれ出でる
全ての何かになれれば良い













































011 冷たい両手
温かな暖炉
温かな炎
温かな人々

幾ら温まっても
部屋が温もりにあふれても
私には無関係
私には無意味

もう全て手には入らないから













































012 悴む手のひら
私を包み込むあなたの手は赤く
指先はまるで氷のよう
冷たくて
冷たくて
此処に居るはずだけど
居なくなってしまうのではと
不安になる

けれど貴方は此処に居るね
私を包み込む指先に反して
貴方の心はとても
とても温かな音色













































013 ストーブ
火傷をしそうな
近くて熱い距離

少しでも離れれば

熱さなんて、温もりなんて
微塵も感じなくなるのにね













































014 暖炉
薪の爆ぜる音
背中合わせの貴方の音と同じ速さ
心地良い

背中合わせが憎い

ねぇもしも
直ぐに振り向いてくれるなら
貴方はまるで昔話の『さとり』ね













































015 クリスマス・イヴ














































016 クリスマスカード














































017 クリスマスケーキ














































018 クリスマスツリー














































019 聖なる夜
窓を見れば辺りは暗く、
けれども色とりどりの飾りに輝いていた

辺りを見渡せば其処には
美味しそうな食べ物も
温かい家族もいた

今日は聖なる夜
クリスマスの日

さぁ、歌いましょう、踊りましょう
何処からともなく流れる音楽に合わせて

今日は誰もが
幸せになる権利のある日














































020 届けばいい
「おはよう」
見知らぬ誰かに声をかけ、
「さよなら」
見知らぬ誰かに別れを告げ、
見知らぬ道を歩いて行き止まりまでたどり着いた。
その場で蹲って、
夜になるのを待って、
誰も来ないのだと再確認して、
また歩き出して、
後には唯、影。
きっとこの声は何処にも届かない。













































021 
取り残されて、辺りを覆った白霞み。
何処まで歩いていってもついてきて、
立ち止まって時を待ってみても消えることは無い。
霞みのせいでその向こうは見えず、聞えず、感じられず
手を伸ばしても分厚い霞みのせいであちらから見えない。

人を拒絶したのがいけなかったの?
一人を望んだからこうなったの?

気付いた時には霞みがあって、
独りで、
晴れるのを待つしか出来なくなった。(待っているだけじゃ何も変らないのに)













































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